化粧品製造工場の水質改善


EXドレインの連続投入で、放流水のn-Hexを3ヵ月で基準値のわずか1/6まで改善。
基準値の2倍以上のn-Hexが、ずっと検出され続けていた。
化粧品製造工場では、シャンプーやパックなどの原料に含まれる油脂類が排水に混入します。この工場では放流水のn-Hex濃度が基準値(30mg/L)を大幅に超過しており、排水基準を長期間にわたり守れていない状態が続いていました。
導入前の状況
- n-Hex:基準値の2倍超放流水から70mg/Lのn-Hexを検出。法定基準値30mg/Lを大幅に超過した状態が続いていました。
- 生物処理が機能不全排水処理系内に未処理の油脂分が堆積し、流動担体への微生物の付着が阻害されていました。
- 設計時の運転フローを継続化粧品製造では原料由来の複合油脂が排水に含まれますが、既存の処理フローをそのまま維持した状態では対応しきれなくなっていました。
流動担体が機能していなかったのは、油脂の堆積が原因だった。
この工場の排水処理では、生物処理に流動担体を使用していました。しかし、未処理の油脂分が処理系内に堆積したことで、担体表面に微生物が定着できず、生物処理本来の機能が発揮されていませんでした。結果として、油脂類を十分に分解できない状態が続いていました。
流動担体槽へのEXドレイン連続投入で、
油脂分解と微生物の定着を同時に実現しました。
採用した対策はシンプルで、流動担体槽にEXドレインを連続投入するものでした。油脂の分解を促進することで担体表面をクリーンな状態に保ち、微生物が付着できる環境を整えました。あわせて曝気量や栄養剤の調整も実施し、微生物の定着と馴養を支援しました。
- 油脂堆積を分解して担体を再生
- 微生物の付着・馴養を促進
- 連続投入で安定した水質を維持
- 化粧品由来の複合油脂にも対応
- 既存設備への追加投資不要
製品詳細を見る → 3ヵ月でn-Hexが1/14に。基準超過は、それ以降ゼロ。
投入だけでは足りない。微生物を育てる環境づくりが、成功の鍵だった。
EXドレインの投入が効果を発揮するためには、微生物が活動できる環境が整っていることが前提です。この工場では、油脂処理剤の投入に加えて、曝気量の見直しと栄養剤の添加を並行して実施しました。これにより微生物の付着と馴養が促進され、安定した改善につながりました。単に製品を投入するだけでなく、排水の性状に合わせた運転管理の見直しが伴わないと、改善速度が著しく遅れる場合があります。
同じことをやろうとして、うまくいかなかったケース。
EXドレインを投入しても期待した改善が見られないケースがあります。多くの場合、原因は製品の選択ではなく、排水の性状や運転管理の側にあります。
化粧品工場の油脂排水も、処理剤と運転改善で解決できました。
「食品排水ではないから油脂処理剤は効かない」と思われがちですが、化粧品・洗剤製造施設の油脂類もEXドレインで対応できることをこの事例が示しています。ポイントは、製品の投入だけでなく、曝気・栄養剤といった運転条件の調整をセットで行うことです。この工場では、設備の追加なしで3ヵ月以内に基準値を大きく下回る水質を達成し、その後も数年にわたり基準超過はありません。
「うちの施設でも水質を改善できる?」まずはお気軽にご相談ください。
現状の排水性状・処理フロー・測定データをヒアリングしながら、改善の可能性をご提案します。
無料相談・お問い